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【バンドデシネ】「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の展示会に行ってきた!

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こんにちは。もう夏が終わりかけてしみじみしてる佐伯です。

先日、フランス語圏ではやっている漫画ジャンル「バンドデシネ」の記事を書きました。

バンドデシネを一言で言うと、「絵画のような漫画」です。
話としてはもちろん面白いのですが、魅力的な絵の虜になるぐらいの書き込み量が特徴のジャンルです。

そんな「バンドデシネ」ですが、六本木森アーツセンターギャラリーで開かれている「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」に行ってきました!

「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」とは?

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ルーヴルが欲しがった9番目の芸術、「漫画」。
約300点の原画や資料、そして映像を、エキサイティングな演出と共に展観し、日本ならではの、エンターテインメント性の高い、ダイナミックな展覧会が誕生いたします。
総勢16人の漫画家が描く、16通りのルーヴル。
ルーヴル美術館と漫画家たちの華麗なるコラボレーションを、どうぞご堪能ください。
ルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜 | Manga-9Art

フランスにおける芸術は現在下記の8つが存在します。
「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」

そして新たな、9番目の芸術となる「漫画」焦点を当てた展覧会を開催するということになり「ルーヴルNo.9 」は開催されたそうです。

「ルーヴルNo.9 」では、フランスを代表する漫画家(バンドデシネ作家)と、バンドデシネに影響された日本の漫画家がコラボし大量の原画や絵コンテなどを展示しています。

開催場所・期間

開催期間は開催場所によって異なります。

東京
場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)
期間:2016年7月22日(金)-2016年9月25日(日)

大阪
場所:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
期間:2016年12月1日(木)− 2017年1月29日(日) ※12月31日、1月1日は休館です

福岡
場所:未定
期間:2017年4~5月開催予定(現在(2016年9月)未定)

名古屋
場所:松坂屋美術館
期間:2017年7月15日(土)- 9月3日(日)


自分は東京の六本木ヒルズにいってきました!
東京は9月25日まで開催されていますので、ぜひ機会があればいってみてくださいね!

「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の様子

チケット売り場

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六本木ヒルズでは、2016年7月7日(木)から9月11日(日)までジブリ展も開催しておりチケット売り場は人がすごかったですが、「ルーヴルNo.9 」は5分程度並んでチケットを買うことができました。

ちなみに、写真に写っている列は「ジブリ展」のチケット購入列で、「ルーヴルNo.9 」はこの真正面ある建物の中に入った場所での購入となります。
案内が少しわかりにくいので、スタッフに直接聞くのがいいかもしれません。

「ルーヴルNo.9 」の入り口

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チケット売り場からなぜか非常階段に案内され、階段を上ったところにあるエレベーターで会場へと向かいます。
会場の入り口でチケットを見せると、まず見えたのが「撮影OK」といっているムシューが。

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基本的には、会場内は撮影禁止なのですが、会場内でいくつか撮影OKポイントがあるらしくそこではみんな写真を撮っていました。

ショートムービー待機所

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先ほどの入り口を抜けると少し広い場所に通されます。
ここでは、「ルーヴルNo.9」で展示されている作家の人たちの紹介がされており、次に行われる「ルーヴルNo.9」の紹介ショートムービー上映の待機所となっております。
紹介文を読みながら待っていると、上映室に案内されました。

ショートムービー上映後

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上映が終了し、上映室を抜けるとルーブル美術館で有名な彫刻「サモトラケのニケ」が出迎えてくれます。

この場所から作家の人たちが実際に書いた原画などが展示されています。
また、撮影ポイントはこの「サモトラケのニケ」を過ぎると展示終了まで撮影ポイントはありません。
「スマホやカメラはしまってください」という案内もされていたので気をつけましょう…

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基本的には、ルーブル美術館を題材とした漫画が展示されておりフルカラーのものが多かったです。
でもさすがバンドデシネ。展示されている作品はどれも引き込まれるような作品が多く、気づくと時間を忘れ漫画の世界にどっぷり浸かってしまいました。

やはり自分が知らない漫画家や漫画に出会えると熟読してしまいますね。
「孤独のグルメ」で有名な谷口ジローがルーブル美術館について書いた「千年の翼、百年の夢」は読んだことがなかったので、とても楽しかったのを覚えています。

また、フランスではすごい有名だけども日本ではあんまりなじみのないマンガもとても魅力的でした。
見かけたことがない分、新鮮さが高く日本のマンガよりじっくり読んでしまった感は否めないです(笑)

海外のマンガと日本のマンガの出展比率としては、50%・50%ぐらいでした。
日本のマンガ文化をリスペクトしつつ、海外のマンガの良さをふんだんに取り入れた展示会となっていたと思います。

最後に

ルーブル美術館を題材にした漫画が多かったからか、ルーブル美術館に行ったことないのに行った気になるそんな展示会でした。
「サモトラケのニケ」はこの展示会に行く前までは「頭と腕がない像」ぐらいにしか知らなかったのですが、いまや名前を言えるぐらいまで成長しました(笑)

「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦は、今回のルーブル美術館をモデルにした漫画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を書くにあたって、ルーブル美術館の地下を取材で訪れています。
取材で訪れた様子は展示会の荒木飛呂彦のブースで動画が上映されているので見てみてくださいね!
取材で得た情報が余すところなく丸ごと「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」に反映されていることに驚くと思いますよ!


バンドデシネを知らなくても全然楽しめる展示会でした。
ぜひぜひ、マンガ好きの人たちは行ってみてくださいね!
行ってみて絶対損はない「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」でした。


おしまい。

公式サイト