新卒で客先常駐の自分が教える客先常駐(SES)のメリット・デメリット
どうも。ぼくです。
なんか今年になって働き方改革が波に乗ってきた感ありません?
働き手が少なすぎてなりふり構えなくなってきたんですかね。
それはそうと、この間こんな記事見ました。
anond.hatelabo.jp
上の記事では客先常駐から社内SEになったことで、年収も上がり、フレックスにもなり、色々恩恵を受けて最高にハッピーな社畜生活を遅れてるみたいです。
超羨ましい!
ただ、上の記事では客先常駐(SES)を超絶ボロクソに言っています(笑)
確かに客先常駐(SES)は結構ボロクソに言われることが多いのですが、客先常駐(SES)はそこまで悪くはないですよ!…というのが今回の私の考え。
まぁ、環境状況によっては流石に左右はされますが。
これから配属される新卒や、客先常駐(SES)にこれからなるかもしれない人必見!!
現在進行系で客先常駐(SES)をしている自分がまとめた、客先常駐(SES)のメリット・デメリットを紹介したいと思います!!!
1.そもそも客先常駐(SES)って??
まだ入社していない人にとっては客先常駐(SES)って良くわからない人もいると思うので簡単にご説明をば。
SES(システムエンジニアリングサービス)とは、クライアントに技術者を派遣することです。具体的には、クライアントのシステム開発やインフラ環境構築・運用を行う為にエンジニアの技術を提供するサービスを指します。その際にクライアントとベンダー間で契約を結びますが、クライアントの要望によって契約形態が異なります。 SESとは?契約形態からグレーといわれる理由まで、業界のリアルを解説
つまりそういうことなのですが、この別企業で働くというのが結構曲者で。
別企業に直行直帰して働いているともはや自分がどこの会社に所属しているのかわからなくなってくるんですよね。
後ほど詳しく書きますが、帰属意識なんて微塵もなくなります。
ただ、そんなボロクソ言われる客先常駐でもメリットデメリットがあるので、そこをいまから紹介したいと思います。
2.客先常駐(SES)のメリット
2-1.自社業務(雑用)に追われなくて済む
自社業務みんな好きですか?
ぼくは大嫌いです。
新卒で入社すると良く部内のことを知るために自社業務と呼ばれる雑用業務をやらされたりしますが、別に新卒が率先して自社業務する必要はないと思ってます。
だって、人から雑用業務をもらわなくても自分で業務回してたら自社業務なんて自動的に生まれるじゃないですか。
自分で発生させた雑用業務をやってれば充分。てめえの雑用はてめえで処理しろってやつです。
新卒に自分が抱えてる自社業務(雑用)を振ってくる上司は有無を言わさず唾を吐いてやりましょう。
ただ、新人に自社業務をやらせる会社はまだまだ存在しているのが現実。
そこで、客先常駐です!
雑用業務を押しつけてくる変な上司はいないのです!
客先常駐でも自社の上司はいると思いますが、客先常駐で行う雑用業務なんてあったとしても数個が良いところ。
やっぱり自社と比べると雲泥の差ですね。
2-2.客先の技術を盗むことができる
盗むというと人聞き悪いですが、ここでの盗むとは単に情報漏洩をして犯罪的な盗むということではなく、客先の人たちの仕事っぷりを観察して自分に取り入れられるところはないかなと常にアンテナを張っていることです。
自社勤務だけでは、やはり自社で行うことがデファクトスタンダードになってしまいがちで、いつも行っているルーチンワークなども特に疑問も持たずに作業を行って今います。
そういったルーチンワークは客先ではどういう風に行っているのだろうかとアンテナを張ることにより、業務を効率化させたりするヒントが得られることも多くあります。
自社のおかしい業務体系などもわかったりするので、この点は一度体験していただきたいメリットですね。
このメリットはホント大きいのでぜひ意識して客先の技術を盗んでやってください。
2-3.客先の福利厚生を一部受けることができる
これは客先によるのですが、客先の福利厚生を一部受けることができます。
福利厚生と言っても、家賃補助だとかなんかしらの手当てがつくことではなく、客先にある食堂を利用できたりとか、客先で販売される商品を特別化価格で買うことができるとかです。
ただ、派遣の人は食堂を利用してはダメみたいなことも多々あると思われるので、このメリットはあったらラッキー的なメリットかなとは思います。
(派遣社員は食堂利用禁止となっているのは、基本的には食堂でのごはんが無料になっているケースが多いと思うので、まぁそりゃ派遣社員は使えないよねって思ってます。)
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3.客先常駐(SES)のデメリット
3-1.自社で評価されにくい(昇級しにくい)
客先常駐では、自社の上司から目の届かない場所で仕事をすることになります。
目の届かないというのは良くもあり悪くもあるのですが、悪い点として真っ先に上がるのは「昇級しにくい」ということです。
恐らく、ほとんどの会社では昇級面談など年に1回以上面談を行うと思います。
そこで、昇級するのに相応しいか上司に判断をされると思うのですが、目の届かない場所で仕事をしているとその仕事っぷりが判断つかないんですよね。
普通に自社で仕事をしている人よりも、面談に対してパワーポイントや資料を作って「私は客先常駐でこういうことをしてこういう利益をもたらしました」と確固たる証拠を提示しないと信じてもらえないし判断してもらえません。
客先常駐が昇級から遠のくといわれる所以がこういったところにあったりします。
ただ、ちゃんと説明資料を用意して面談で説明すればちゃんと公平な判断をする上司だった場合は仕事内容をくみ取って評価してくれると思いますけどね。
ちゃんと公平な判断をする上司であれば、ですよ。
超大事なので2回言いました。
3-2.客からの期待値が高すぎる
新卒で客先に行ったとしても、お客さんはそれ相応のお金を払って人を雇ってます。
つまりそれ相応のお金を払ってるんだから、払ってる金額以上のことはしてくださいという暗黙知が蔓延しているのです。
そもそも、新卒で客先常駐とか普通に考えておかしいんですけどね。
つまり、新卒とか関係なしに仕事でそれ相応の結果を求められるのです。
新卒で客先常駐に飛ばされた人は本当にしんどい思いをしていると思います。
自分もそうでした。
入社して間もないのに常駐しているお客さんの業界の知識や、それに加えてプログラミングや仕様書の作成など大量に頭に詰め込む必要がありましたからね。
やっぱりお客さんから見えているところで仕事をするということは、結構仕事に対する姿勢とかも見られていたりなんかもして常にヒリついていたのを覚えてます。
ここはやっぱり自社勤務と比べるとデメリットの部分ですかね。
3-3.自社に対する帰属意識がなくなる
僕は自社の人間が大嫌いなので自社に対する帰属意識はなくて当たり前なのですが、せっかく入社した会社で勤務できると思ったのに客先常駐になって失望している方も多々いると思います。
ふと思うんですよね。
「あれ、俺ってどこの会社の人間なんだろ」って
客先常駐で長く自社から離れていると、客先に対する仕事しかしていないためほとんど自分はお客さんと同じ会社に属しているんじゃないかと錯覚するものです。
また、自社を長く離れていると自社の人間の顔なんて絶対忘れますからね。
新卒で入ってきた子なんてもはや顔をしらないという悲しい状況が産まれてしまいます。
僕みたいに自社が大嫌いな人間からしたら、自社に対する帰属意識なんかなくなっても屁でもないのですが、おそらく大半の人たちはここで困惑するのではないのかなと。
帰属意識を失くしたくない方は、月1でもいいので自社で上司に報告をする打ち合わせの場を設けるなどして極力自社へ帰ってみてはどうでしょうか。
これをするだけでも帰属意識はある程度回復するとは思いますよ!
あ、僕は結構です。
最後に
これ客先常駐のメリデメを書き終わってからふと思ったのが「オレ自社嫌い過ぎじゃね??」と。
まぁ自社が嫌いな理由は色々あるのですが、それはまた別の記事でまとめるとしますかね…
ということで、客先常駐にいきなり配属になった人は落胆せずに、客先常駐でしか経験できないことを経験して客先常駐をしたことない人よりも一回り大きなってから自社に戻りましょう!
おしまい。
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