【読書備忘録】嫌われる勇気
こんにちは。
最近なにかと話題になっている嫌われる勇気を遅ればせながら読みました。
表紙の帯に「悩みが消える!人生が変わる!」って書いてあったのでこりゃ読むしなかないと。
本書は、アドラー心理学を隅から隅まで知り尽くした哲人(教授?)と、幸せになりたいひねくれた青年が対話式で進む本です。
余談ですけど、青年がひねくれすぎてて哲人に浴びせる罵声がすごいです。表現が豊かすぎて真似したくなるぐらい。
先に結論的な感想を言っておくと、確かにアドラー心理学はすごいです。
これ理解して実践したらとてつもなく幸せの一生を過ごせると思います。
でも、すっごい難しい。言ってることはわかるけど実践するのはすっごい難しい。
言うは易し、行うは難しの究極な考え方です。
でも、幸せになるためにこの考え方はすごく大事だなと思った一冊でした。
幸せになるには遠いね、ほんと。
以下、個人的な備忘録
ライフスタイルは自ら選ぶもの
アドラーさんは、幸せと感じてない、つまり不幸だと思っている理由として、自ら不幸の道を歩んでいるからだとおっしゃっています。
すごいですね。確かにその通りです。言い返す言葉がありません。
いまここから、幸せという目的に向かって歩みつづけることが重要だそうです。
悩みはすべて対人関係からくる
アドラーさんに言わせると「悩みはすべて対人関係からくる」らしいです。
確かに、自分のコンプレックスの悩みなどはつまるところ、人からよく見られたいの裏返しなんですよね。
人からよく思われたい、自己顕示欲を満たしたいその一心で悩みがくるんだなと。
「お前の顔を気にしているのはお前だけ」
ほんとその通り。でも、やっぱり気にしちゃう。
結局、周りのことばっかり考えてしまうから周りが全員敵になってしまう。
でもアドラーさんはみんな仲間だと思うことで世界の見え方が全然ちがくなるとおっしゃってます。
承認欲求を否定する
アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。
つまり、人から嫌われることが真の自由になる。
難しいけど確かにそうです。いちいちあの人に嫌われたとか考えてたらきりがないですからね。 なによりも、そんなこと気にしてたら生きづらくてしょうがない。
でも、どこかで人の顔を窺っちゃうあたり「嫌われる勇気」をまだもっていないということなんでしょうね。
自分に価値があると思えるために
人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知る。
人の役に立っているって考えると確かに自分の価値が高まった気がします。
たまに、利用されているという考えがよぎることがありますが、それはまだ人を信頼できていない証拠なんだと。
また別に人の役に立つようなことをしていなくても価値はある。
人は存在しているだけで価値があるのだと。
家族とか、恋人とか、友達とかとかとか… 存在しているだけで価値がある関係性。
確かに、なんでもないようなことが幸せだと思うのが幸せの第一歩なのかもしれないですね。
人生とは連続する刹那である。
かっこいい…
人生で一回は言ってみたい。
「人生とは連続する刹那である。」
目標などなくても、「いま、ここ」を真剣に生きること。これが幸せの第一歩なんですと。
そんなこと言ったら、すぐにでもパチンコにでも行きそうな勢いですけどね。
最後に
結局変わるのは自分次第だということですね。
でも、変われないからなにかアドバイスをもらってどうしようか考える。
自分に言わしてもらえば行動なんてしなくても、こういう本読んでなにか考えてる時点で変わってると思いますけどね。
それで幸せになったと感じようが、不幸せのままだとかそれはもう考え方の問題なわけで…
あとは、アドラー心理学でもなんでも読み漁って自分にあった考え方を見つけることの繰り返しですね。
気づいたら去年よりも幸せだなあって感じてるかもしれないですしね。
自分はまだその境地に行ってないですが…