社会人2年目の自分が新社会人に超絶おすすめするビジネス本5冊
こんばんわ。なんか胸焼けしてる佐伯(@saeki_teizidash)です。
早いもので、もう社会人2年目へと突入してしまいました。
正直、後輩に教えられるほど仕事もできていないので後輩が入ってくるのが少し怖いです。
今年うちの部署には新人がこないらしい…うれしいような。悲しいような。
そんな中、まがりなりにも社会人2年目の自分が1年目の時に読んだビジネス本・自己啓発本で、読んで良かった!って思うものを5冊紹介させていただきます。
1.入社1年目の教科書
現ライフネット生命社長の岩瀬大輔さんが執筆した「入社1年目の教科書」。
その本のタイトル通り、入社一年目の人が心がけることを50の項目にわけて記述されています。
さらに、この本にはその50の項目(ルール)が書かれた厚手のチェックリストが付録としてついてきます。
この50の項目の中のいくつかをピックアップしておきます。
・会議では新人でも必ず発言せよ
・質問はメモをみながら
・悩みは関係ない人に相談 etc…
50あるルールの中でも、いやこれはちょっとおかしいだろって思うものも何個かありました。
例えば、宴会芸は死ぬ気でやれというルール。
まぁ、あ…はい…って感じです。
50のルール全部が全部その通りにするのではなく、ある程度自分で考え参考にできる部分をピックアップして使用するのがいいと思います。
なんでもそうなんですけどね。
でも、得られることがいっぱいあるのでおススメの1冊です。
2.文章力の基本
社会人にとってものすごく大事なのがドキュメント(文書)作成です。
特にメールを送信することなんかしょっちゅうあると思います。自分もいまそうです。(歓送迎会の幹事をおこなっているので…)
そんな文章を書くにあたって読んでおいたほうがいいのが「文章力の基本」です。
文章力の基本は第1章から第7章まであります。
第1章:短く書く
第2章:自然な正しい表現で書く
第3章:言いたいことを明確にする
第4章:わかりやすく書く
第5章:簡潔に書く
第6章:共感を呼ぶように書く
第7章:表記とレイアウトにも心を配る
章ごとにわかりやすくまとめられてます。
わかりやすい点としては、豊富な文例として紹介されている点です。
まず初めに手直しをする前の原文が表記されており、その下に改善された文章が記載されています。
そのあとに、改善する理由などが詳しく解説されています。
かなり参考にできる本なので手元に置いておきたい一冊です。
え? おまえこの本読んでるのに文章力あがってないじゃん、だって??
……はい。次の本の紹介をしたいと思います。
3.嫌われる勇気
最近、徐々に注目され始めたアドラー心理学をわかりやすく対話形式で解説していく本です。
この本は以前に記事にまとめてますので詳しい内容は以下のリンクからご参照ください。
簡潔に「嫌われる勇気」をまとめるとこんな感じです。
・承認欲求をなくせば幸せになる
・いまこの瞬間から自分は変わる
・共同体感覚が幸せのカギ
まぁ、この本難しいです。でも、読めば絶対に納得する部分がでてくると思います。
実行するのはなかなか難しいですけど、アドラーの教えが頭の片隅にでもあれば幸せになれるきっかけをつくれるんじゃないかなと思います。
ちなみに、最近「嫌われる勇気」の続編がでました。
その名も「幸せになる勇気」
ぜひ読んでみて、アドラー心理学の真髄に迫ってみてください。
4.これからの正義の話をしよう
ハーバード大学ですごく人気がある授業の先生 マイケルサンデル教授の執筆本です。
基本的には、究極の2択質問から「なぜA案を選んだのか」「なぜB案ではないのか」など、論理的な解説をしつつ「正義とはなにか」を説いてくれてます。
例えば、
あなたは今線路を切り替えるスイッチの前にいる。二股に分かれた線路の先には人がいる。一つは工事現場の作業員数名。もう一つは、自国の総理大臣。
そこにものすごいスピードで列車がやってきた。列車の運転手や、線路の先にいる人たちに声は届かない。あなたは、どちらにスイッチを切りどちらの人を死なせますか?
といったような質問がでてくる。
命の重みは、その人の地位で決まるのか。それとも数で決まるのか。など議論されていきます。
ちなみに、個人的には本よりも東京大学で実際に行われた「白熱教室」の動画(NHK)のほうが好きです。
実際に学生たちが議論をしていき結論を出していく。少しでも見始めると止まらないですよ。
サンデルさんはホントに議題のもっていきかたがすごいです。興味ない人でも興味を沸くような話し方をしているので、すぐ集中して聞き入ってしまいます。
良かったら読んでみて、あなたなりの考えをもってみてはいかかでしょうか。
マイケルサンデル著作の別の本です。これもおすすめ。
5.働く君に送る25の言葉
東レ株式会社の社長である佐々木常夫さんが執筆した本です。
この本は、佐々木常夫さんが25個の言葉・キーワードをもとにやさしい口調で語りかけてくる文章構成となっている本です。
1で紹介した「入社1年目の教科書」では実際に行う実務をもとに、こうしたほうが良いなどとルールを制定し社会人として大事なスキルを教えてくれるような内容でした。
またそれとは別に、「働く君に送る25の言葉」では精神面に重点を置いたような内容となっています。
失敗した時など、モチベーションが下がっているときに最大の効力を発揮する本ですね。
・逆風の場こそ、君を鍛えてくれる
モチベーションが下がっていると、つい見落としがちなことが語り口調で記述されているのでモチベーションが上がると同時に、次の仕事につなげることができるのではないかと思います。
また、佐々木常夫さんの波瀾万丈な生い立ちも記述されています。
・1969年東京大学経済学部卒業。同年、東レ入社。自閉症の長男に続き、年子の次男、年子の長女が誕生。初めて課長に就任した時に、妻が肝臓病に罹患。その後、うつ病も併発し、計43回に及ぶ入退院を繰り返した。
現在は奥さんは完治しているらしいですけど、すごい波瀾万丈ですね。
このような経験をされている方だからこそ、言葉にも重みが増してくるのではないかなと思います。
最後に
新社会人におすすめをする本を5冊紹介させていただきました。
いろんな本を読んで、いろんな知識を吸収してみてください。
しかし、本の内容や人から教えてもらったことを、全部丸のみということはしないほうがいいと思います。
なかには、絶対自分にあっていない考え方や行動などの教えがあると思います。
多くのことを学ぶ中で、自分で考え自分に合っているものを取り入れることも必要なんじゃないかと、社会人2年目にして思うようになりました。
社会人生活頑張ってくださいね。